おいしく熱中症&夏バテ対策♪ 暑さに負けないさわやかレモンドリンクレシピ

夏に向けて徐々に気温が上がっていく6月。子どもも汗をかくようになり、気づかないうちに熱中症になっていないか心配になりますよね。そこで、おいしく飲めて、熱中症や夏バテ対策にもおすすめのレモンドリンクレシピを管理栄養士の柴田真希さんに教えていただきました。さっぱりと爽やかな味わいのレモンドリンクで水分補給をして、暑い夏も元気に乗り切りましょう♪

夏の水分補給にはレモンがぴったり♪

夏の水分補給にはレモンがぴったり♪

熱中症対策の基本はこまめな水分と塩分補給。そこにレモンが加わるとカラダにいいことがいっぱい!と柴田さん。「レモンのクエン酸にはエネルギー源となる糖質の代謝を促す効果が期待できます。また疲れによる食欲不振にもレモンが効果的。レモンの爽やかな香りと酸味が食欲が落ちた時の手助けをしてくれるので夏バテ対策などに役立ちます」

さらに、レモンのビタミンCには抗酸化作用もあり、紫外線が気になる季節は積極的に取り入れてほしいとのこと。「水溶性のビタミンCは一度にたくさん吸収することができず、すぐに排泄されてしまうのでこまめに摂ることが大切です。またレモンに含まれるリモネンは香り立ちがよく、疲れたときにすっきりとした気分にさせてくれます」

カラダに嬉しい機能がいっぱいのレモンは、暑い季節を乗り切る強い味方! 今回ご紹介するレモンドリンクで、ぜひご家族みんなでこまめな水分補給を心掛けてみてくださいね♪

レモンに含まれるクエン酸の機能をもっと詳しく知りたい方はこちら☆

レシピ1:後味すっきりで飲みやすい♪「レモンスポーツドリンク」

レシピ1:後味すっきりで飲みやすい♪「レモンスポーツドリンク」

暑いときや運動後に飲みたくなるスポーツドリンクは熱中症対策にもぴったり。でも市販のスポーツドリンクは後味が苦手、という人も多いのでは? そんなときにおすすめなのが「レモンスポーツドリンク」。熱中症対策には塩分摂取が重要ということは知られていますが、レモンを入れることで嬉しい効果もあるそう。
「レモンをプラスすることでエネルギー代謝を促し、後味もさっぱりと飲みやすく、お子さんにもおすすめです。砂糖を使うといわゆるスポーツドリンク風、はちみつを使うと甘味のあるジュースのような味わいが楽しめます。好みや気分にあわせて材料を選んで、味変も楽しんでみてくださいね」

【材料】(2人分)
レモン果汁…大さじ1
砂糖(またははちみつ)…大さじ2
塩…少々(小さじ1/6)
水…500ml
氷…適量
輪切りレモン…適量(1/2個)

※はちみつを使用する場合は、1歳未満の乳児には与えないでください。

【作り方】
【1】少量のお湯(分量外)に砂糖(またははちみつ)と塩を溶かす。
【2】【1】にレモン果汁と水を加えてよく混ぜ合わせて冷やす。
【3】お好みで氷やレモンを添えていただく。
はちみつを使用する場合は、お湯に溶かさずに少しずつレモン果汁や水を加えて混ぜ合わせるのがポイント!

【ワンポイントアドバイス】

【ワンポイントアドバイス】

「真夏などの暑い日はボトルに入れて持ち歩くのも◎。凍らせて溶かしながら飲むのもおすすめです。またお子さんの場合は、遊びやスポーツに夢中になると水分補給を忘れがちなので、こまめに声がけをしてあげてくださいね」

レシピ2:「追いレモン*」で夏冷え対策に★「レモンソルトジンジャエール」

レシピ2:「追いレモン*」で夏冷え対策に★「レモンソルトジンジャエール」

やっぱり暑い季節にはシュワっと爽快感のある冷た~い炭酸水が飲みたくなるもの。でも冷たいものばかり飲んでいると、気になるのが夏冷え。冷たいものが飲みたい、でも体は冷やしたくない。そんな相反する願いを叶えてくれるのが、こちらの「レモンソルトジンジャエール」。
「カラダを温めてくれるしょうがは、冬だけでなく夏もぜひ取り入れて欲しい食材。一方、レモンのクエン酸は、エネルギー代謝を助ける働き、ビタミンCには鉄分の吸収を促す働きがあり、カラダのめぐり改善にも効果◎。つまりしょうがとレモンを組み合わせることで、夏冷え対策にぴったりのドリンクになります。
もしはちみつの代わりに砂糖を使用する場合は、はちみつと同量を少量のお湯(分量外)を入れて溶かしてから作るようにしましょう」
ピリッとする生姜とレモンの爽やかな味わいも見事にマッチ。お子さんなど、辛みが苦手な方は生姜の量を調整してみてくださいね♪

【材料】(2人分)
はちみつ…大さじ2
レモン果汁…大さじ1
しょうがのすりおろし…大さじ1
塩…少々(小さじ1/10・0.6g)
炭酸水…300ml
氷…適量
くし形切りレモン…適量(1/2個)
※しょうがは市販のしょうがチューブでもOK。

【作り方】
【1】はちみつと塩、しょうがのすりおろしを入れて混ぜ、少しずつレモン果汁を加えて混ぜ合わせる。
【2】【1】に冷やした炭酸水加えてよく混ぜ合わせる。
【3】氷とレモンを入れたグラスにそそぐ。

※レシピにはちみつが含まれるので、1歳未満の乳児には与えないでください。

【ワンポイントアドバイス】

【ワンポイントアドバイス】

「追加でレモン果汁を足して「追いレモン*」するのもおすすめです。レモンは、凍らしたものでもおすすめです」

レシピ3:いつものドリンクが"味変"♪「甘酒レモン」

レシピ3:いつものドリンクが"味変"♪「甘酒レモン」

"飲む点滴"とも言われるほど栄養価が高い甘酒。でもまったりとした独特の喉ごしが、暑い夏に飲むにはちょっと……。そう感じている人に、ぜひ試してほしいのが、こちらの「甘酒レモン」。
「糖質やビタミンB群も含まれ、栄養たっぷりの甘酒は、レモンを加えると、驚くほどさっぱりとして、とても飲みやすくなります。暑くて食欲がないときや、忙しくて朝食が摂れないときにも飲むのもおすすめです」
「甘酒」×「レモン」はおいしさがUPしてさらに嬉しい効果も期待できるスペシャルドリンクといえるかもしれませんね。いつもの甘酒にレモンで味変をすれば、暑い夏でも無理なく習慣として続けられそうですね☆

【材料】(2人分)
甘酒…400ml
レモン果汁…大さじ1
塩…少々(小さじ1/8)
輪切りレモン…適量(1/2個)

【作り方】
【1】塩とレモン果汁を入れて溶かし、甘酒を加えて混ぜる。
【2】カップにそそぎ、レモンを添える。

【ワンポイントアドバイス】

【ワンポイントアドバイス】

「塩はダマになりやすいので、少量の甘酒かレモン果汁で溶かしてから加えるようにしましょう。氷を入れて冷たくしても、温めてもおいしくいただけますよ♪」

おわりに

熱中症や夏バテ対策にぴったりのレモンドリンクレシピ、いかがでしたか? レモンが熱中症対策はもちろんのこと、夏のさまざまな不調の解消に役立つことがわかりましたね。砂糖かはちみつを選べるレシピもあり、好みや気分にあわせてアレンジを楽しめるもうれしいですね♪ カラダにいいことがいっぱいのレモンドリンクで、夏はおいしく水分補給をしていきましょう☆

*「追いレモン」はポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)の登録商標です。

取材ご協力

管理栄養士の柴田真希さん

管理栄養士の柴田真希さん

管理栄養士/株式会社エミッシュ代表取締役。Love Table Labo.代表。
女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。
現在はお料理コーナーの番組出演をはじめ、各種出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーや飲食店のメニュー開発やプロデュースなどを手がける。『やっぱり、塩レモン!魔法の調味料で作る絶品レシピ』(河出書房新社)、『女子栄養大学の疲れをとるもやしレモン』(エクスナレッジ)など著書多数。

ホームページ:https://www.e-mish.com/
ブログ:https://ameblo.jp/makitchen/

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