週末にしっかり休んでいるのに、疲れがとれない。睡眠時間はとれているけれど、熟睡した感じがしない。スッキリと起きられたら、一日をもっと頑張れるのに、と思う方も多いのではないでしょうか? 実は寝起きにレモンをとると、スッキリと目覚められる可能性があるそうです。朝レモンがなぜ良いのか、その理由を探ってみましょう!
スッキリ起きられない原因は、体内時計が乱れているからかも?
疲れているときこそ二度寝したり、寝だめをしたりしたくなるけれど、それは逆効果。気持ちよく目覚めるためには、平日も休日も同じ時間に起床・就寝を心がけて、体内のリズムを整えることが大切です。体内時計が乱れると、不眠を引き起こす原因となり、その影響で朝も気持ちよく起きることができなくなってしまいます。
朝レモンで体内時計をリセットしよう!
毎朝決まった時間に起きたり、寝起きに日光を浴びたりすると、体内時計がリセットされやすくなります。なかでも心がけたいのは、朝一番に水を飲むこと。起き抜けに頭がぼんやりしているのは交感神経がまだ眠っている証拠。水を飲むことで胃腸が刺激され、交感神経が優位になり、頭もスッキリしてきます。
そのときにプラスしたいのが最近注目の「朝レモン」。朝一番に飲む水にクエン酸たっぷりのレモンをプラスすることで、酸っぱさと爽やかな香りの相乗効果でシャキッとなります。さらに、寝起きにレモンを摂取することで体内時計を整えてくれる可能性があることが最近の研究でわかってきています。詳しい話をレモン博士に聞いてみましょう!
ヒトを含む動物は、睡眠と覚醒、食物の消化吸収、血圧や体温調節、ホルモンの分泌といった様々な生活活動のリズム(周期)を、体内時計によって調整しています。体内時計と24時間を一日とする明暗周期はズレているため、光や温度、食事の摂取などで刺激を与え、体内時計をリセットさせて、日々、外部の環境に適応しています。
レモンの香り成分とレモン果汁には体内時計を調節する可能性があることがわかってきました。動物実験においてレモンの香り成分「リモネン」と「レモン果汁」を摂取すると、体内時計を調節している時計遺伝子の発現を高めることを確認しました。時計遺伝子の発現が高まると、体内時計の同調が促進されるため、寝起きにレモンを摂取すると、目覚めがよくなるという可能性が期待できるのです。