カキ鍋、カキフライ、カキグラタン、カキソテー……今が旬の「カキ」を使った料理を目にする機会が増えているのではないでしょうか? 鮮魚店やスーパーで、ぷりっとしたおいしそうなカキに出合ったら、自宅でもカキ料理にトライしてみませんか? カキといえばレモンとの相性がバツグン! 濃厚なカキの風味に、さっぱりとしたレモン、想像しただけでお腹が空いてきそうです。今回は、カキとレモンを使った、とっておきの絶品レシピ4選をご紹介します!
旨味たっぷり! カキときのこのパスタ 和風レモンソース
カキときのこ、旬の2つの食材を使って和風パスタに仕上げました。しょうゆとレモンの組み合わせは、レモンの酸味が引き立つことで、塩分が控えめでも、しっかりとした味付けに感じることができます。きのこは、さまざまな種類を入れると旨味が倍増。すべての食材の旨味がぎゅっと詰まった絶品パスタのできあがりです!
【材料】(4人分)
カキ(むき身)…250g
ねぎ…1本
きのこ(しめじ、エリンギ、まいたけなど)…100g
ミニトマト…6個
パスタ…250~300g
にんにく(みじん切り)…小さじ2
オリーブ油…小さじ1
青ねぎ(小口切り)…適宜
【A】レモン果汁…大さじ2
【A】白ワイン…大さじ1
【A】しょうゆ…大さじ2弱
【A】みりん…大さじ2
【作り方】
【1】カキは塩水でよく洗う。
【2】ねぎは2cm幅に切り、きのこはひと口大に切る。ミニトマトは半分に切る。
【3】フライパンににんにく、ねぎ、きのこ、カキ、オリーブ油を入れ、フタをして2~3分蒸し焼きにする。次に【A】を加え、フタをして2~3分蒸し煮にする。
【4】パスタは指定時間どおりにゆでる。
【5】【3】に【4】、ミニトマトを加え、ひと混ぜする。最後に青ねぎを散らす。
クリーミーな酸味がクセになる♪ カキのレモネーズグラタン
続いては、ふっくらとしたカキにレモンの風味をいかした特製マヨネーズを乗せて焼き上げたグラタンです。味の決め手となる特製マヨネーズの正体は、マヨネーズと生クリームにレモン果汁を効かせた「レモネーズ」。レモネーズと味噌だれを混ぜ合わせると、爽やかなのにコクがあるソースに変身! 白ワインやハイボール、レモンサワーなどのお酒との相性もバツグンです♪
【材料】(4人分)
生カキ(殻付き)(大)…8個
塩…小さじ1
ほうれん草…1/2束
パン粉…適量
パセリ(みじん切り)…適量
【A】レモン果汁…大さじ2
【A】マヨネーズ…大さじ6
【A】生クリーム…大さじ2
【A】砂糖…小さじ1
【B】赤味噌…40g
【B】砂糖…15g
【B】みりん…大さじ2
【B】酒…大さじ2
【B】レモン果汁…大さじ1
【作り方】
【1】ボウルに【A】を混ぜ合わせ、レモネーズを作る。
【2】小鍋に【B】を混ぜ合わせ、火にかけて軽く練り上げ、味噌だれを作る。
【3】ほうれん草を茹でて適当に切り、バターソテー(バターは分量外)にする。
【4】生カキは殻からはずし、塩でもみ、水洗いし、水分を切る。
【5】カキ殻に、【3】のほうれん草のソテーを敷き、レモン果汁(分量外)を振りかけた生カキをのせる。
【6】【5】に【1】のレモネーズ、【2】の味噌だれを適量かけ、パン粉、パセリを振りかける。
【7】200℃のオーブンまたはオーブントースターで焼き上げる。
アツアツを召し上がれ♪ カキのレモンアヒージョ
カキの旨味がたっぷり染み出たアツアツのアヒージョは、材料を切ってオリーブオイルと熱するだけで、とても簡単に作れます! 最後にレモン果汁を回しかけることで、後味もさっぱりとし、いくらでも食べ続けられてしまいそう。プチトマトやブロッコリーが彩りを添えてくれるので、ホームパーティーの引き立て役にもぴったりです。バゲットに浸して、最後までおいしくいただいてくださいね!
【材料】(2人分)
カキ(むき身)…10個
ブロッコリー…1/4株
ミニトマト…6個
マッシュルーム…4個
にんにく…2かけ
赤唐辛子…1本
塩…小さじ1/4
黒こしょう…少々
レモン果汁…大さじ2
オリーブ油…100ml
【作り方】
【1】カキは洗ってペーパータオルで水気を取っておく。
【2】ブロッコリーは小房に分け、ミニトマトはヘタを取る。マッシュルームは2~4等分に切る。にんにくは半分に切って芽を取り除く。赤唐辛子は半分に切って種を出しておく。
【3】スキレットにオリーブ油、【1】、【2】、塩、黒こしょうを入れて火にかけ、弱火で煮る。
【4】カキに火が通ったら仕上げにレモン果汁を回しかける。
(油が高温になり、ぐつぐつと煮立っている場合は火を止めて少し待ってからレモン果汁を入れる)
簡単なのに本格派! カキの中華炒めレモン風味
最後は、ごま油が香るカキの中華炒めです。炒めるだけなのに、本格的になるのは「下味」に秘密があります。水洗いをしたカキの水気を切り、塩、こしょう、そしてレモン果汁で下味をつけます。このひと手間を加えることでカキの身が引き締まります。味付けザーサイとごま油がカキの旨味を引き立て、ごはんをおかわりせずにいられなくなるはず。我が家の新定番メニューにどうぞ!
【材料】(4人分)
カキ(むき身)…20~30個
長ねぎ…2/3本
味付けザーサイ…50~80g
しょうが…5g
塩・こしょう…適量
日本酒…50~80ml
レモン果汁…適量
片栗粉…適量
サラダ油…適量
ごま油…少々
【作り方】
【1】長ねぎ、ザーサイは粗いみじん切り、しょうがは千切りにしておく。
【2】カキは水洗いして、水気を切り、塩、こしょう、レモン果汁(大さじ1~2)で下味を付けておく。
【3】フライパンに、サラダ油を入れて加熱し、【2】のカキに片栗粉を付けて両面に焼き色が付くまで焼き、カキを取り出しておく。
【4】【3】のフライパンに、サラダ油を少々足し、【1】の長ねぎ、ザーサイ、しょうがを入れて炒め、日本酒を入れる。【3】のカキを戻し、全体をよくからめ、塩、こしょうで味を調え、ごま油を入れ、軽く混ぜる。器に盛り、レモン果汁とこしょうをふりかける。
おわりに
和風、洋風、中華風とテイストが異なる4つのカキ料理のレシピをお届けしました。どれもレモンの爽やかな香りと酸味が加わることで、後味がさっぱりして、食欲が倍増すること間違いなし! 旬のカキをレモンとともに、心ゆくまでおいしく召し上がってください♪