歩きながら見つけた「レモン」にまつわるお店や雑貨、スイーツなどを紹介する「ぶらぶらレモンさがし」。第2弾の今回は古くから港町として栄え、異国情緒漂う横浜から中華街・元町・山手エリアを紹介します。ひとりでの散策でも、家族でのお出かけでも満喫度の高い横浜。さっそく、ぶら~りお散歩スタートです!
流行の発信地、横浜中華街で見つけたレモングルメ!
媽祖廟(まそびょう)は2019年8月中旬から12月頃まで工事を行う予定です。
まず訪れたのは横浜中華街。横浜で観光やショッピングとなると、真っ先に思いつく街ではないでしょうか。歴史は古く、幕末の1859年に横浜港が開かれた頃、中国の広東・上海などから大勢の人がやってきたことから始まっているのだとか。ときに中国以上に中国らしい街とさえいわれる横浜中華街。アクセスはとても簡単。みなとみらい線「元町・中華街駅」で降りて徒歩3、4分程度で到着です!入口の門をくぐる前からワクワクします!
タピオカ×レモンが流行の兆し!
散歩のスタートとなる善隣門(ぜんりんもん)を抜けて、数多くの飲食店や雑貨店が建ち並ぶ中華街大通りを進んでいくと、ワイワイとにぎわうお店を発見。「タピオカ専門店王茶(王府井2号店)」<ワンチャ(ワンフーチン2号店)>にやってきました!タピオカといえばミルクティーのイメージが強いですが、レモンを使ったドリンクもあるのでしょうか……?
ありました!輪切りのレモンとライムが贅沢に入った「レモンライムソーダ+黒糖タピオカ」です!
シュワっと爽快の「レモンライムソーダ」(¥450)に「黒糖タピオカ」(¥100)を追加するレモン好きにはたまらないカスタムメニュー。さっぱりとした味わいのレモンライムソーダに、もちもちの食感というのはこれまでになかった組み合わせかも……!?流行中のタピオカミルクティーにもまったく引けを取らない、ネクストブレイク間違いなしのタピオカドリンクです!お店のパンダのロゴもキュートなのでインスタ映え間違いなし!
タピオカ専門店王茶(王府井2号店)
住所/神奈川県横浜市中区山下町151-16
電話番号/045-228-7617
営業時間/10:00~21:00
定休日/年中無休
https://www.wangfujing.co.jp/top/takeout/2gou.html
*テイクアウトのほか、2階にはイートインスペースもあり
サクッとおいしい!老舗店で味わうレモン鶏
食べ歩きも楽しいけれど、せっかく遊びに来たのだから、本格的な中華料理も味わってみたくなりますよね!続いてやってきたのはゴージャスな外観が目印の「菜香新館(さいこうしんかん)」。ここは中華街大通りから上海路に入ってすぐのところにあります。初代から数えて、今年創業73年目を迎える老舗のレストランです。絶品の点心を気軽に楽しむも良し、コース料理をのんびりと楽しむも良しの「菜香新館」で、新名物として人気を集めるのが「鶏肉の唐揚げレモンソース」。
運ばれてきた瞬間、部屋中がほんのり甘いレモンの香りに包まれます。透き通ったレモン色のソースが美しく、食欲がそそられます。しかもこちらのソース、レモン果汁と砂糖、秘伝のカスタードパウダーだけでとろみを付けているのだとか!パリッパリに揚がった鶏肉のうまみを上手に引き出しています。レモンの豊かな酸味のおかげで、さっぱりと食べられ、箸を持つ手が止まりません!
日本では唐揚げにレモン果汁を搾るのはもはや定番となっていますが、香港を中心とした広東省では、古くからレモンと鶏肉料理の組み合わせが好まれていたのだそう。「鶏肉の唐揚げレモンソース」のような、とろみのあるレモン料理にも今後注目です!
菜香新館
住所/神奈川県横浜市中区山下町192
電話番号/045-664-3155(代表)
050-3196-2794(ご予約)
営業時間/11:30~21:30(L.O.20:45)
*土日祭日は11:00より営業
定休日/第2火曜日(祝日の場合と、8・12月は営業)、12月31日、1月1日
*清芳春ティーラウンジ/喫茶利用は前日までの予約制
http://www.saikoh-shinkan.com/index.html
目を引くレモンカラーの建物はパンダ雑貨専門店!
腹ごなしに中華街の南門シルクロードをぶら~り歩いていると、全体がレモンカラーに塗られた建物を発見!看板には見ているだけで癒されるパンダがたくさん……。近寄ってみると、パンダグッズしか置いていない……。そう、こちらはパンダ雑貨専門店「ぱんだや」。
お店を埋め尽くすほどのかわいいパンダ雑貨のなかから、代表の佐藤美紀さんにおすすめしてもらったのはマトリョーシカ。笹を持っている白黒のパンダが背景のレモンカラーによく映えます。どうして建物全体をレモンカラーに?
「気持ちが明るくなるからですね(笑)」と即答!パンダの雑貨だけでなく、お店ごとお家に持って帰りたくなるような中華街のかわいいパワースポットなのでした♪
ぱんだや
住所/神奈川県横浜市中区山下町106
電話番号/045-222-6488
営業時間/平日:10:00~18:30、土曜日:10:00~19:30、日曜日祝日:10:00~19:00
定休日/不定休
*事情によりOPEN、CLOSEが変わる場合がございます
http://www.pandaya.net/
西洋の風を感じる元町で味わうレモンケーキ
続いてちょっと足を伸ばしてやってきたのは元町商店街。みなとみらい線「元町・中華街駅」の元町です。中華街と同じ駅にあるのに、洗練された西洋的な雰囲気が漂う街。かつて外国人居留地の商店街として和と洋をつなぐ交流地として栄えてきた元町は、現在でも街の至る所に西洋の風を感じることができます。
おしゃれなブティックや喫茶店が続く元町商店街の中間地点にあるのが「喜久家洋菓子舗」。オレンジとブラウンの配色がレトロモダンな佇まいはついつい写真におさめたくなります。喜久家の創業はなんと1924年。この地に住んでいた外国人の持ち込んだレシピが発展をとげ、今でも地元の人に愛され続ける洋菓子店です。
店内はラムボールやアップルタルトなど、おいしそうなケーキがショーケースに陳列されています。中でもひときわ目を引くのがこちらの「レモンケーキ」。やはりレモンカラーって、思わず目が行ってしまうから不思議ですよね。お花の形のチョコレートの飾りもかわいいアクセント。
1階にはイートインスペースが併設されているので、店内にてすぐに食べることもできます。お店の二大レモン菓子は甲乙つけがたい「レモンケーキ」と「レモンパイ」。どちらもしっとりとしたスポンジケーキで、はじめて食べるのにどこか懐かしさを感じるようなやさしい甘さ。程良く酸味が効いたレモンのケーキを食べると、散策してよかった!と思えるはず。どちらも300円台とお手頃価格なのもうれしいですよね。
「三世代で通ってくださる地元のお客様も多いんですよ」と話してくださったのはスタッフの青柳さん。上品で温かいお店の雰囲気と、ハイカラなレモンケーキ、レモンパイのファンになってしまう理由がわかるような気がしました。
喜久家洋菓子舗
住所/神奈川県横浜市中区元町2-86
電話/045-641-0545
営業時間/10:00~19:30(月曜日のみ10:30~18:20)
定休日/第3月曜日(ほか不定休)
http://kiku-ya.jp/index.html
おしゃれな洋館が建ち並ぶ山手エリア!レモン手土産もクラシカルな気分で♪
新聞、鉄道、ガス灯、カメラ、アイスクリームなどさまざまな近代文化の「日本初」を誇る横浜。元町の「喜久家洋菓子舗」を後にして徒歩10分ほど。最後に訪れたのはモダン建築が残る山手エリアです。開港当時、外国人居留地としてひらかれた山手では、今でも一部の邸宅が歴史的建造物として大切に保護されています。
そのなかでも、白と赤のコントラストが特徴の洋館が「えの木てい本店」。古くからこの地域を見守り、店名の由来にもなっている大きなエノキがお出迎えしてくれました。
1階はロマンティックなティータイムが過ごせるカフェ。かつてアメリカ人検事が暮らしていた英国式洋館を現オーナーのご両親が住居として買い取り、リビングルームをカフェとしてオープンさせたそう。ゆったりとした時間が流れ、クラシックで上質な気分を味わえます。
「えの木てい本店」2階テイクアウトコーナーで見つけたのは横浜の魅力がつまった、レモンのチーズケーキ「横濱レモン」。横浜らしくハイカラなデザインの箱と、さっぱりとした味が人気の銘菓です。大切な友人や家族へのお土産としても、散歩の記念に自宅用として買って帰るのもおすすめ。コロンとしたフォルムがかわいらしく、食後のデザートにもちょうど良いサイズ感です。2階で購入すれば、1階のカフェで食べることもできるのだとか。レモンティーと合わせていただくのも贅沢ですね♪
えの木てい本店
住所/神奈川県横浜市中区山手町89-6
電話/045-623-2288
営業時間/11:00~19:00(L.O.18:30)
定休日/なし
http://www.enokitei.jp/
おわりに
歩いてみればなぜか元気が出てくるパワースポット横浜。ただ歩くだけでも良いですが、横浜にある「レモン」を探してみるだけでいっそうワクワク感もUPします!次の休日は、一年中活気にあふれた中華街や、古き良き時代のモダンな建築や商店が数多く残る元町エリア・山手エリアなど多文化がモザイク模様のように交差する港町・横浜を訪れてみてはいかがですか?
※表示価格はすべて税抜です。