「夏休みの自由研究、どうしよう?」「夏休みを子どもと楽しく過ごしたい」というパパ、ママにレモンを使った「おいしい実験」をご紹介します。料理をしながら楽しく学べるので、夏の思い出づくりにもなること間違いなしです!

【実験1】色が変わる!不思議な焼きそば

まずは、みんな大好き「焼きそば」を使った実験です。ある食材とレモンで、インスタ映えしちゃいそうな鮮やかな焼そばになるんです。では、実験スタートです!

小さなお子さまは必ず大人と一緒に行ってください。

■用意するもの(一人前)
・焼きそば麺(蒸し中華麺)…150g
・紫キャベツ…150g
・水…100cc
・粉末こんぶ茶…小さじ1/2
・塩…少々
・レモン果汁…小さじ1

■作ってみよう!

1. 紫キャベツは芯を取り、5mm幅に切る。

2. フライパンを強火にかけて、水を入れ、紫キャベツを加えて炒める。

3. 紫キャベツがしんなりし、水の色が変わったら(写真を参照)、紫の水分をフライパンに残してキャベツだけを取り出す。水に粉末こんぶ茶と塩を入れる。

4. 中華麺を入れて、ほぐし炒める。

5. 麺が鮮やかな緑色になったら完成!

黄色い焼きそば麺が、一瞬で緑色になって驚いたのではないでしょうか?でも、驚くのはまだ早いです!実験はまだ続きます!

器に取り分けて、レモン汁を垂らしてみよう!

右側の器にレモン果汁をぽたぽた垂らすと、垂らしたところがピンク色に染まっていきます。さらに、まんべんなく混ぜてみましょう。

鮮やかなピンクになりました!黄色い麺が緑色やピンクになるのは、どうしてなのでしょうか?

実は、紫キャベツには「アントシアニン」という色素が含まれています。この色素は中性の液体に溶けると「紫」ですが、アルカリ性では「緑色」に、酸性では「赤色」に変化します。焼そば麺(蒸し中華麺)に含まれる、コシを出すための「かんすい」という物質がアルカリ性のため、紫ではなく、緑色になったのです。また、レモン汁は酸性なのでピンク(赤色)に変化しました。

「かんすい」を使用していない蒸し中華麺だとうまく色が変わらない場合があります。

見慣れない色の焼きそばですが、味は夏にぴったりな「塩レモン」味。ハムやチーズ、レタスなどで彩りをプラスすれば、フォトジェニックな焼きそばにもなります。

炒めて取り出した紫キャベツは、塩(少々)、はちみつ(小さじ1)、レモン汁(小さじ2~3)で和え、冷蔵庫で冷やしたら、「はちみつレモン味のコールスロー」としておいしく食べられます。簡単なのでぜひ試してみてください♪

【実験2】ハーブティーで色の変化を楽しもう♪

続いては「マローブルー」というハーブティーで優雅に実験です!「マローブルー」は、アオイ科ゼニアオイ属の多年草で、色鮮やかな青い花が咲きます。食用として栽培されたものは、ハーブティーやエディブルフラワーとして楽しまれています。

■用意するもの
マローブルーのハーブティー…5g
冷水、またはぬるま湯…適量
レモン果汁…適量

色を持続させるため、熱湯ではなく、冷水もしくはぬるま湯で淹れてください。

■作ってみよう!

1. ティーポットに冷水、もしくはぬるま湯を入れて、マローブルーのハーブティーを浮かべ、5分ほど置きます。

2. 水色が青くなったらグラスに注ぎます。

3. レモン果汁を少しずつ垂らします。

レモン果汁がグラスの底に沈むとともに、サーッとピンク色に変わっていきます。一瞬のできごとなので、しっかり観察していてくださいね!

マローブルーにも紫キャベツと同じく「アントシアニン」が含まれており、酸性のレモン果汁と反応して赤く変化するんです!

参考レシピ:https://www.pokkasapporo-fb.jp/recipes/detail-1948.html

おわりに

酸っぱくておいしいだけでなく、子どもの興味関心を育むキッカケにも「レモン」は大活躍!「なぜ色が変わるんだろう?」「レモン以外の酸っぱいくだものでは、どうなるんだろう?」「他の麺でも色は変わるのかな?」など、突き詰めていくと面白い結果が見えてくるかもしれません。ご家庭で楽しみながら、ぜひトライしてみてください♪

この記事が気にいったらシェアしよう

この記事を書いた人

withレモン編集部

withレモン編集部は、おいしいスイーツ、おしゃれなファッションなどのトレンド情報から、レモンのあんなこと、こんなことまで、ライフスタイルにあったレモンに関する情報を幅広く紹介します!

関連カテゴリ・キーワード