全国各地から発信される「ご当地レモン」に会いに行く企画。有名スイーツや観光スポット、地元の人しか知らないようなグルメ情報まで、日本全国、津々浦々いろいろなレモンを調べてレポートします。第2回は2016年12月に登場したレモンのロールケーキ。広島県呉市の駅から徒歩1分、呉阪急ホテルへ会いに行きました。

広島産「大長レモン」を贅沢につかったふんわりスフレロール

大長レモン スフレロールケーキ
1本 ¥1200(税込)/1カット ¥300(税込)
イートイン 1カット ¥300(税込)

国産レモンの生産量がトップクラスの広島県。その中でも国産レモン発祥の地とされる呉市豊町大長(旧・豊田郡大長村)のレモン「大長レモン」(くわしくはこちら https://www.with-lemon.jp/go_out/002/index.html)を使ったスイーツを紹介します。「大長レモン+ロールケーキ」で検索するとヒットするこちらのロールケーキは、JR呉駅から徒歩1分にある「呉阪急ホテル」で食べられます。ホテル1階にあるコーヒーハウス「イルマーレ」では、テイクアウト用の1本(¥1200)、1カット(¥300)のほか、イートインにて1カット(¥300)が楽しめます。さっそく編集部メンバーも食べさせてもらいました。

生地にクリームを巻いたとてもベーシックかつシンプルな見た目。軽くフォークを入れると、ちょっと戻ってくるくらいのふわふわのスフレ生地と、たっぷりのクリームを一緒にいただきます。ひと口食べると、爽やかなレモンの香りがほのかに鼻をくすぐり、舌の上で溶けていきます。かるい口当たりのクリームとスフレ生地が絶妙! まさに“いくらでも食べられる”;ほどの、やさしい味わいの美味しいロールケーキです。日持ちしない生ケーキで、今のところ通信販売もしていないため“現地でしか楽しめない特別感”があります。

呉市を盛り上げよう! 国産レモンを使ったスイーツ

呉阪急ホテル・営業企画マネージャーの神垣篤史さんにお話しをお聞きしました。

こちらのロールケーキが生まれたきっかけは何だったのでしょうか。

「呉の地域で何か貢献できないか、というのは以前から心にあった思いでした。呉のものを使って何か作ろうと考えたとき、ここ数年で国産レモンの認知度が上がり、せっかくなら国産レモン、しかもブランドとして確立している地元の「大長レモン」を使った商品を作ろうということになって。社内で検討した結果、ロールケーキを作ることになりました」

どのようにして現在の形になったのでしょうか。

「レモンの爽やかな酸味を感じていただけるよう、果肉やピールは使用せず、果汁で軽い口当たりに仕上げました。試作段階で、パティシエとレモンの果肉やピールをクリームに入れるアイデアも出ましたが、クリームの滑らかな口当たりが損なわれてしまう、など試行錯誤を繰り返して現在の形になりました。最終的に、皮や果肉を使うと、レモンの味わいが増す一方で苦みも少し出てしまうので、果汁のみで酸味と風味を出すことにしたんです」

ふんわりとしたスフレ生地とレモンクリームの一体感は、主張しすぎない代わりにいくらでも食べられるシンプル・ベーシックなロールケーキになっていますね。こちらのロールケーキは期間限定なんですか?

「レモンの旬は冬ではありますが、通年を通しての供給が可能になったので、1年間オールシーズンいつでも楽しんでいただけます。日持ちしない生ケーキですので、ぜひ呉にお越しの際は、食べに来ていただきたいです」

甘さ控えめで、女性のみならず男性にも食べやすい大長レモン スフレロールケーキ。ちょっとした手土産にもぴったり。呉さんぽの休憩に、ぜひ立ち寄ってみてください。

取材ご協力

呉阪急ホテル1階 コーヒーハウス「イルマーレ」

広島県呉市中央1丁目1番1号
TEL 0823-20-1111

落ち着いた雰囲気の店内では、ランチ、ディナーともにビュッフェスタイルでシェフ自慢のお料理が楽しめます。人気のデザートコーナーでは、和風デザート、自家製プリンなどを選べるほか、ソフトドリンクも飲み放題。

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この記事を書いた人

withレモン編集部

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