ここ数年、ピンクのアイシャドウやチークを使う「ピーチメイク」など、フルーツを思わせるメイクが人気を集めています。今年はそのなかでもレモンを思わせる「レモンメイク」が注目株。人気ヘアサロン「apish AOYAMA」のトップスタイリストであり、「アレンジの女王」と称される、樋口いづみさんにレモンメイクについて教えてもらいました。お仕事用の「オフィスメイク」から、プライベートの「レモンメイク」に早変わりするテクニックを紹介します!

後でアレンジすることを考えてオフィスメイクは色味をおさえる

使用アイテム
アイシャドウ/SUQQU ブレンドカラーアイシャドウ20
チーク/イプサ フェイスカラー OR01
リップ/マキアージュ OR380

オフィスメイクの基本は「きちんと感」や「清潔感」。悪目立ちしないよう、アイシャドウ、チーク、リップとも落ち着いたカラーを選びます。

「ただ、先にあまりにも濃い色を塗ってしまうと、この上にレモンメイクをしたときに色が映えません。アイシャドウはレモンイエローとなじみの良い色を使うようにしましょう」

アイシャドウはオレンジベージュとゴールドの合わせ技で

オレンジベージュのアイシャドウを、まぶたの二重の幅ぐらいの太さで入れます。次にまぶた全体にゴールドのアイシャドウをぼかして、グラデーションをつけます

アイラインはインライン気味にひいて目をぱっちりさせる

濃いブラウンのアイラインをインライン気味にひき、目尻は自然な角度ではね上げます。

「オフィスではしっかりアイラインをひくと目立ってしまいますが、インライン気味にするとナチュラルな雰囲気ながらも目を大きく見せられます。インラインにひくとにじみやすいので、ウォータープルーフタイプのアイラインがおすすめです」

落ち着いた中にも女性らしさのあるオフィスメイク

オレンジ系のチークを頬骨の高い部分を中心にぼかし、オレンジ系のリップを塗って、オフィスメイクの完成。

「お仕事用のメイクなので色味はおさえつつも、アイシャドウやチーク、リップをきちんと塗って女性らしさを出しています。オフィスメイクをナチュラルにしておくと、プライベートメイクでは“仕事が終わった!”という開放感を楽しめますよ」

目にも鮮やかなイエローカラーでレモンメイクに変身

使用アイテム(左から時計回りに)
アイシャドウ/マジョリカ マジョルカ
アイシャドウ/ADDICTION
アイシャドウ/ADDICTION
リップ/ロレアルパリ カラーリッシュ エクストラルージュ

オフィスメイクにプラスするのが、こちらのカラー。

「普段、イエローのアイシャドウはなかなか使わないかもしれませんが、イエローは黄色人種である日本人にとって肌なじみの良い色。ラメ入りのベージュ系のアイシャドウとあわせると使いやすくなります。実は、使いやすいと思いがちなピンクのアイシャドウの方が、目が腫れぼったく見えてしまって難しいんですよ」

レモンメイクのポイントはアイメイク

①明るいイエローのアイシャドウを二重の幅よりも少し広めに入れます。②グリーンのアイシャドウを目の際だけに塗ります。③アイラインを引きなおします。インライン、まつげの際にもアイラインをひき、しっかり目立たせます。④ゴールドのアイシャドウを目の下にぼかします。⑤目尻の3分の1にグリーンのアイシャドウを入れます。

「イエロー1色よりもグリーンも使った方が“レモンらしさ”を感じられます。ピンクを使ったピーチメイクは『ラブリー』『ロマンティック』な印象に限定されますが、レモンメイクには『キュート』『フレッシュ』『ヘルシー』といろんな魅力があります。白シャツやワンピース、デニムなど、洋服とのコーディネイトも楽しめますね」

マスカラは上下の重ねづけで
目ヂカラUP!

レモンメイクのアイシャドウが映えるよう、マスカラで目元を強調して。まつげは自然な角度で持ち上がるよう、根元からビューラーをかけます。マスカラはまつげの両面から塗り、ボリュームを出しましょう。

透明感あふれるレモンメイクが完成

「レモンメイクはアイメイクがポイントなので、チーク、リップは控えめに。チークはオレンジ系のカラーを頬骨の高い部分を中心にぼかし、リップもオレンジ系のグロスでツヤを足すようにしました。眉毛は整えすぎず、ナチュラルな雰囲気に仕上げましょう。レモンメイクは明るく、ピュアな印象を与えるので、元気を出したい時におすすめ。ボーイッシュな人、ショートカットの人にも似合いますよ。初心者はアイメイクから取り入れると良いですね」

メイクとともにヘアもアレンジ!

これぞ樋口さんならではの、ヘアアレンジ。

「難しく見えるかもしれませんが、慣れると簡単にできますよ。①まずはアイロンで毛先を巻き、まとめやすくします。②それからトップの部分の毛束を少し取り、“くるりんぱ”(ゴムで結んだ根元に毛束を通すアレンジ)をつくります。③次に中央部分の毛束も少し取り、もう一つ、くるりんぱをつくります。このときトップやサイドの髪の毛を引き出し、ラフな雰囲気に仕上げましょう。④残った髪の毛を三つ編みにし、お団子をつくってヘアピンで止めれば完成です」

ヘアアレンジをする時は前後だけではなく、サイドから見たバランスもチェックしましょう。

「くるりんぱ+三つ編みは、アレンジの基本テクニック。慣れれば5分ぐらいでできるので、ぜひ試してみてくださいね。メイクやヘアアレンジの良いところは、一瞬にして気分が明るくなること。私もヘアメイクを楽しめる女性に生まれて良かった!と思っているんです」

おわりに

実はレモンメイクのイエローは、私たちにとって使いやすい色なんですね。樋口さんによると、レモンメイクが映えるには「肌の透明感が鍵」なので、普段から美白ケアを意識しておくと良いそうです。ぜひ、誰からも愛されること間違いなしのレモンメイクを試してみてくださいね!

取材ご協力

樋口いづみさん

「apish AOYAMA」のトップスタイリスト。女性ならではのスタイル、「自宅でも再現できるヘアスタイルづくり」をモットーとしている。“アレンジの女王”“SET&UPの女王”とも呼ばれ、常にヘアメイクを楽しむ提案を心がけている。

「apish AOYAMA」

〒 107-0062
東京都港区南青山5-12-6青山第2和田ビル2F
http://www.apish.co.jp/aoyama/

濱田あおいさん

衣装ご協力:サンタモニカ(03-3402-0602)
¥5400(税込)

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この記事を書いた人

withレモン編集部

withレモン編集部は、おいしいスイーツ、おしゃれなファッションなどのトレンド情報から、レモンのあんなこと、こんなことまで、ライフスタイルにあったレモンに関する情報を幅広く紹介します!

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